東京23区清掃協議会の規定の改正について

2013.01.03

115号議案 東京23区清掃協議会の規約の改正について ・・・意見を付し賛成しました

この度の清掃協議会への事務移管について、私は、昨年10月、特別区副区長会会長名での、特別区清掃主管部長会へ清掃協議会のあり方に関し新たな下命がなされていたことを知りました。そこで第2回定例区議会において、、自治権拡充の歴史や異議、清掃協議会のあり方について質問で取り上げました。

第4回零例議会で議案として上程されたので、意見を述べ賛成しました。

2004年の特別区長会方針で「清掃協議会の管理執行事務を改め、各区事務として実施する」とし、一般廃棄物処理業の許可事務について各区事務に移管し5年が経過したばかりでしたが、再び清掃協議会へその事務の一部を戻す議論が進められたのです。

確かにそれまで協議会一か所で済んでいた申請が、23区へ事務移管後、23区全区での申請、しかも手数料がいきなり23倍にもなる仕組みに事業者は困惑し、その非合理性を改善する声が大きくなりました。

そうした問題点に対しやむなしと理解を示し議案に賛成はいたしますが、ここで改めて清掃区移管による自治権拡充とは何だったのかと問わずにはいられません。

東京都時代、東京ルールがあり、共通でごみの資源化が行われ、収集運搬、中間処理、埋め立て処分場の延命と川が上流から下流へよどみなく流れるように東京の清掃事業が行われ、各区が現在抱える十分の一程度の人員で清掃事業が完結していたのです。

各区では清掃事業は完結しないことを承知の上で、23区の自治権拡充のため清掃区移管を勝ち取り、各区の要におかれたのが一般廃棄物処理業の許可事務と行政指導でした。

その許可事務が協議会で行われる今、せめて私たちは、各区に残された一般廃棄物処理業の行政指導をどう徹底できるか、それを清掃部の職員と共に充実させなければなりません。

清掃協議会へ許可事務が移行するからといって、清掃部職員を削減するのではなく、行政指導機能を十分発揮できるようすべきです。

相次ぐ水銀混入ごみの問題は本来清掃工場の問題ではなく、搬入までの指導、各区の行政指導の問題です。不適正ごみ搬入事業者への指導、摘発、そして、事業所への立ち入り検査など、指導できる職員の力量を高めていくよう強く要望いたします。

折しも清掃一組は、来年4月から、灰溶融を持つ全ての工場の「受付計量業務」をプラントメーカーに委託するというのです。本来、この部署でマニフェスト伝票をチェックし、ごみの不適正な積み替えがないかなど見抜いてきました。搬入指導業務は「ごみを入れさせないことができる」権力行政事務であり、区と一体となって不適正ごみの搬入を止めるため継続持込み業者を指導する部署ですが、とうとう委託されてしまうのです。

震災後、震災がれき処理における直営工場などの果たす役割が、被災地では改めて評価されておりましたが、23区はその流れと逆へ進もうとしています。

日本の都市の衛生は、諸外国と比較にならないほど守られてきました。半世紀にわたる自治権拡充の歴史をしっかりと踏まえ、大田区の清掃事業における行政指導の更なる充実を求め、賛成討論といたします。

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世田谷清掃工場でアスベストが初めて検出される!

2012.07.26

世田谷清掃工場からアスベストが検出された。1号炉から排ガス1リットル当たり0.64本、2号炉から0.13本。
排ガスからアスベストが検出されたのは初めてのことだそうですが、何故このような事態になったのでしょうか。

世田谷清掃工場は連続運転式ガス化溶融炉で、問題を抱える炉として開設前から指摘されていたのですが、案の定、故障が相次いだのです。

今回、工場では6月から女川町の災害廃棄物を受け入れていました。6月11日から16日に46.16トン、18日から23日71.37トンを処理し、排ガス測定は6月18日と20日に実施されていたのです。東京2区清掃一部事務組合では因果関係については不明としているようですが、アスベストの危険性については、現場で働く職員はじめ、周辺環境への調査など十分行っているのでしょうか。清掃一組は、周辺環境への影響はないとしているようですが、そうでしょうか。これまで検出されたことがなかったアスベストが検出されたこと自体が問題ではないでしょうか。

また、7月12日には千歳清掃工場で排ガス中の水銀濃度が自己規制値0.05mg/㎥Nを超え、0.098の濃度だったため焼却炉を停止していましたが、23日、ようやく再開されました。

水銀問題を私も取り上げてきましたが、これは、各区の指導に関わる問題です。ごみの収集については、各区事項として権限が委譲されたのですから、各区が責任を不適正搬入の防止に向けて指導しなければなりません。

アスベストにしろ水銀にしろ清掃工場での規制値がないことが問題であり、今後の法整備は喫緊の課題です。

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墨田清掃工場フィルターから検出された放射性物質・・・・昨年3月の東京・・・

2012.03.06

 東京23区清掃一部事務組合で、墨田工場で発生した放射性物質を含む粉じんの測定結果を公表している。東京が3月にいかに放射性物質に汚染されていたか如実に示している。

それによれば、昨年1月14日から3月19日まで、墨田工場は定期点検の時期だったため、焼却炉を停止していたという。停止期間、ごみバンカの脱臭のため「活性炭脱臭装置」を稼働させていた。

 この時期は、まさに福島原発爆発のもっとも大量に放射性物質が放出した時期だったが、墨田工場のフィルターはそれを捕獲していた。結果は、東京23区清掃一部事務組合のホームページに掲載されている。

http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/topics/data/sumida240217.pdf

   保管粉じんの測定結果
放射能濃度(セシウム合計)
保管量
活性炭脱臭装置のフィルター付着粉じん 

 検体1 61,100Bq/kg      約18kg

 検体2 31,700Bq/kg      約26kg
 

灰バンカ室換気装置のフィルター付着粉じん 

      70,400Bq/kg       約11kg
(測定日:平成24年1月18日)

 私たちは3月に、この70400Bq/kgという数値の東京で生活していたのである。これまで自動車のフィルターの汚染という話は聞いていたが、墨田工場のフィルターは、原発の爆発がいかに広範囲に、そして、匂わず、目に見えず進行していくかを隠しようのない事実として教えてくれている。原発は廃炉に!

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心の通う地域づくり・・風土村からグリーンツーリズムへ

2010.12.19

 千葉県香取市にある「風土村」。そこは「地産地消」の地域コミュニティーショップ。地域の方が作った野菜や果物などの食料や、酪農家のアイスクリーム工房、そして、おいしいハム・ソーセージが販売されている。その上に、それら地域の食材を活用したバイキング形式の食事が楽しめる、ゆったりとしたお店である。

 私は、合併前の佐原を何度か訪れ、その温暖な気候と、江戸時代の情緒あふれる町並みをとても気に入っていた。知人がそこでまちおこしをしていることもあり、佐原の農業とと大田区の中小企業を結ぶ何かができないかとずっと思っていたものだった。

 今日は、久しぶりに香取市を訪ね、どのようにしながら地域のコミュニティを築いてきたかお話を伺ってきた。

 ファームネットジャパンの高木社長を初めとして6人の仲間たちが協働で風土村を作ってきたとのこと。今では、農家や酪農家や起業家の方々が、この風土村を核としてまちおこしの輪を広げている。その考えのなかに、「家族の笑顔がみえる」食材作りがあるという。どこの企業であれ、そこで働く人々が、「家族に食べさせたいな」というものでなければ安心して提供できない。その考えが、ものを作るときの基本だと語る高木社長。

 風土村で働く方々も、そして、ファームネットの工場でも、その誇りを胸にみなさんやる気に満ちていた。

 また、この風土村を起点として、様々な取り組みでグリーンツーリズムの循環が楽しめる場があちこちにある。

その一つが「やまとの森」である。代表の野平さんともお会いすることができたが、野平さんは、それまで荒れ果てていた里山の掃除をはじめ、炭焼きもしている。里山では、子どもたちはそれぞれの遊びを満喫して、本来子どもの持つ感性を発揮するという。お金で買う遊びではなく、自然を相手に遊びを見つけるのが子どもたちである。

あるとき、その子どもたちが4時間も続けて里山で遊んだので「帰るよ」と親が言ったら、子どもが泣き出したという。「もっと遊びたい」自然の中で遊びを生み出す楽しさを、この里山で子どもたちは体で覚えていくのだ。

 かつて、江戸に年2回米を届けていたという千葉県・佐原。そして、田畑が続く山田町。関東ローム層がもたらす豊かな土壌が、この地域の財産でもあったのだろう。利根川の水流が海へつながる穏やかな地域には、先祖代々の営みを次の世代に伝えたいと知恵を絞る方々が多く居るのだなと感じた。

 今、東京都の食料自給率はたったの3%。

 ここの地域コミュニティが掲げる「地産地消」という言葉が息づくまちを作りたいものである。そうでなければ、せめて作り手の顔が見える消費のあり方。もっとゆっくり、もっとのんびりと。今の日本に必要なことだなと感じ千葉をあとにした。

 

 

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雨もなんのその ・・・多摩川清掃工場環境フェア

2009.10.26

 台風の接近が気がかりな10月25日、1年に一度のフリーマーケット参加を楽しみにしている「多摩川みどりとせせらぎの会」区民と共に、祈るような気持ちで朝を迎える。

「雨か・・・」と、少しがっかりするが、気を取り直し早朝から荷物の詰め込み。8時過ぎには多摩川清掃工場へ。

テントがない私たちだったが、何と、自宅から物干し台を運び、その上にブルーシートをかぶせ、簡易テントを作ってくれた区民の知恵に感嘆し、出品物を並べる。でも、はみ出して置いた品物はあっという間に雨に濡れてしまうのだが、もう気にはしていられない。

(開会式)

 今年で3回目の環境フェアに地域のふれあいパーク活動をしている区民と参加してきたのは、少しでもお花を増やしたい区民の知恵だった。年4回、四季折々の花が公園に咲いている風情は、だんだん地域に定着し、子どもたちの訪れる回数が増えている。今年の春は、チューリップがことのほか見事と評判だったのだが、そのチューリップも遠い北の地で環境に配慮した土作りをしている菊川さんのところから。

 菊川さんは、「花とハーブの里」を主催してきた。青森県の核燃料サイクルがどんなに今後の環境に負荷を与え、危険かを訴え活動してきた方。青森県でも特に寒冷の下北半島・六ヶ所で大地を愛し、自然と向き合ってきた方。

 また、廃油の無添加せっけんも好評で、70歳を超えている好々爺が、「去年買って使ったら大変良かったから、楽しみに会場にきましたよ」と、声をかけてくださいました。汚れ落ちが市販の石鹸よりも優れていると、その方の言葉。石鹸を作り続けている谷古宇さん、ありがとう!

 寒い、一日だったが、気合が入った時間でした。

工場には去年より多くの出店があり、また、久しぶりに会う方々と声をかけあい、地域でのこうした集いの大切さをかみ締めた一日でした。

 私は、その合間をぬって、多摩川小学校前の河川敷で行われていた大田区馬術連盟主催の会に参加。木曽馬や道産子の見事な容姿に思わず笑顔になりながら、馬の背に揺られてきました。

(小学生も見事な姿勢で)

 大田区馬術連盟は、地域に根ざした活動が評価され、明日、東京都から表彰されます。

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