大田区も放射線量測定へ

2011.06.07

 大田区もようやく放射線量測定に取り組むと発表しました!

「より身近なところでの放射線量の状況を区民に提供していく必要があると考えた」とのことで、東京工業大学との連携協力のなかで実施するそうです。 

1.東京工業大学・原子炉工学研究所内に設置してあるモニタリングポストの測定データ提供をうけて、区のホームページで公表。
2.区独自に大気中の放射線量を測定し、区のホームページで公表。
 測定場所・・・当面、区内3か所(大森地域庁舎、本蒲田公園、東糀谷防災公園)
 開始時期・・・6月中旬予定で準備中。
 測定・・・・・・・週1回程度の予定。
 測定方法・・・原子炉工学研究所から方法・結果の評価についての学術的な支援を受ける。
 
3.放射線の正しい知識を提供
 東京工業大学の放射線に関する研究者の協力により、放射線に関する正しい知識習得の機会を設ける。
 

 さて、大田区内には東京都の森ケ崎水再生センター、そして下水汚泥の焼却施設である南部スラッジプラントがあります。
 福島原発事故後の3月26日には、この施設の下水汚泥から10万ベクレルの放射性物質が検出されていました。一年に2度ほど実施される通常の検査では「放射性物質は検出されない」のです。

 都内で最も高い数値を示したのが板橋区にある新河岸水再生センターの17万ベクレルだったのです。 この下水汚泥は焼却されますが、高濃度の放射能を含んでいたのです。灰の一部は中央防波堤埋立処分上に混練りして埋立られ、残りは販売されていたようです。

 森ケ崎水再生センターから排出される下水汚泥は、1時間1800トン、日量43200トンにのぼり、それを焼却している南部スラッジプラントだけで日量39トンもの焼却灰が出ているのです。

 私は、大田区内にある施設から放射性物質がでたことを重く受け止め、議会で質問をいたしました。区民の声にこたえるために大田区が放射能の測定を実施し、数値を公表することも要望してきました。

 それにしても東京都は、これらの施設がある自治体には、放射性物質が測定されたことなどすぐに報告すべきです。そして、各自治体と連携しながら区民や市民の心配や不安の声にこたえてほしいものです。

 子どもや区民の命と寄り添うために、自治体の責任は重いものです。 

 それにしても政府は、国民を守ることを第一にしているのでしょうか。

 

| 環境・街づくり |

広域避難所を二分する塀・・・

2011.02.14

 防災対策特別委員会で羽田空港内の広域避難所を視察した。ここは、米軍による48時間強制退去、接収の歴史を踏まえ、災害時の羽田地域の住民の避難場所として指定されてきた.

しかし、羽田空港沖合移転後の跡地であり、滑走路と接しているため、外部からの侵入を防ぐ目的で厳重に施錠されている。しかし、大田区がその鍵を持っていないために、これまで地元から「災害時、これでは避難所の機能を果たさないから対策を」と陳情が出されてきた経緯がある。

 さて、現地に到着してみると、整備場と隣接する避難所には、環状八号線を天空橋の駅近くに延伸したように大変堅剛な塀が新たに作られてしまっていた。そして、避難所を完全に二つに分断していた。

「事前に大田区に通知はなかったのか」と尋ねたところ、なかったとのこと。気が付いた時には塀が完成していた・・・・

 大田区では国に厳重に抗議をしたという。そして、整備場側の避難所に新たに入り口を建設させることにしたと話していたが、事前に何の通知もないことが大田区の置かれている現状を物語っているのではないのだろうか・・・・

振り返ってみれば、かつて国・東京都、そして大田区が交わした「跡地は東京都が取得し、利用計画は大田区の意向を尊重して協議」という内容を踏まえて、一貫した態度で跡地の交渉すべきだった。

それなのに、「跡地購入したいでーす」とアドバルーンを上げてしまった大田区。これでは、跡地購入に税金を投入したくない東京都はどんなに喜んだことだろう。

次々と飛び立つ飛行機を目の前にして、「やっぱり自治体の仕事は、まず、住民の生活に心をくだく地道な仕事をこつこつとこなしていくことだ」と私は思った。

| 環境・街づくり |

武蔵新田商店街のLED街路灯

2011.02.05

 1月30日、武蔵新田商店街では、街路灯をLEDに交換したことを記念してイベントを行い、たくさんの区民でにぎわいました。

写真は、夜に撮影した光景ですが、おしゃれな街路灯と新しい垂れ幕がマッチしとても明るくなり、「むさしにった」の文字が元気に風になびいています。

 実は、東京都で一番長い商店街が武蔵新田商店街だそうです。これには私も驚きました。

 商店会の役員の方々は、このLED導入に当たり、業者さんに説明と、事前に試験的に商店街にLEDを取り付けるなど、入札を行ったのです。「商店街で入札は初めて」とは、業者のかたの感想だそうです。

 補助金を有効に使い、いち早くLED街路灯を設置したため、見学に訪れる方も多いようです。

 昔の鎌倉街道を多摩川のほうへ進んでいけば、650年以上の歳月を経過した新田神社があり、地域のシンボルにもなっています。

 初めてこの地域に住んだとき、同じ苗字の方が多くて驚いた記憶があります。そして、70歳を超えた方々が、子どもの頃と同じように「・・・ちゃん」と互いを呼び合うまちには人情もあふれています。東京にもふるさとが息づいている、そんな街・武蔵新田です。

| 環境・街づくり |

おおたAKINAI・観光展2008 

2008.10.18

 

 朝から賑わいを見せた「おおたAKINAI・観光展」

 誰もが「がんばれ商店」と声援を送りたい気持ちでいっぱいだと思います。

 景気の落ちこみで売り上げも厳しい商店街は、どうしたら元気を取り戻し活性化できるかとそれぞれ必死です。開会式の後、味を極めている商店などが表彰を受け、そのお店の前には区民の方が並んでいました。おいしい甘納豆や炊き込みご飯、佃煮など区民がこよなく愛してきた一品です。表彰を受けた八百屋さんの店先には、なんとなつかしいふるさとの野菜もありました。私の地元・矢口からは、北島酒店がブランドの「新田ロマン」を出張販売。

 また、この日は荒川区から「マイスター」認定を受けた巧みの技の各人も出店していました。

 NPOなどの団体もブースを出していましたが、その中に「大田ユネスコ」の「大田地域遺産写真展」もありました。区民の方々が撮りつづけた大田区の写真を見て、改めて区内のあちこちに心に残る風景があると再認識。

 この度の開催日があいにく金曜・土曜だったために、参加者からは「次回は土・日にして欲しい」という声も。次回に期待しましょう。

 今回、出店した商店以外の各地域の商店街が、元気に息づく大田区でありたい。

 

    おおたAKINAI・観光展 アドレス   http://www.pio-ota.jp/event/a-fair/

 

 

| 環境・街づくり |

公共交通を考える・・・環境モデル都市・富山市を視察して

2008.07.24

 温室効果ガスの大幅削減を目指し、独創的な取り組みをする自治体「環境モデル都市」に6つの自治体が選出された22日、私は、丁度,選出されたばかりの富山市を視察していた。交通問題調査等特別委員会で、富山市のコミュニティーバスや日本で始めての富山ライトレール・LRTについて説明を受けていた。 

                                         

 富山市は市民の自動車保有台数がトップの自治体であり、道路整備率もトップクラスだという。でも、年々、高齢化率が高まり車を持たない市民が増えており、その方々も安心して生活できるまちづくりを考えていたという。これまで市内を路面電車が走り、新たに導入したLRTと市の南北を結ぶ相互乗り入れができるシステムも考えているという。「路面電車ネットワークで中心市街地に都市機能集積」という環境モデル都市を目指す取り組みを徐々に始めているのである。路面電車の乗り心地も良かったが、各駅も趣向が凝らされ、バリアフリーが行き届いていた。ちなみにこの電車は、部品などはドイツから取り寄せて、地元企業が製造しているという。

 実は、富山港に向うLRTの総事業費は58億円だという。確かに在来線の線路を活用し、用地買収も一キロほどで済んだという説明であったが、環境にやさしく、しかも、工事が早く、安い路面電車が、経済が厳しい自治体にとっては大きな手助けになる。

大田区の「蒲田と京急蒲田」をつなぐ地下鉄「蒲々線」の事業費は1080億円と試算されているが、途方もない事業費をかけるより路面電車ならまだしもと・・・と、静かな走りのLRTは思わせてくれる。

 一方、呉羽地区コミュニティバスは、地域自主運行バスとして取り組まれている。企業や各世帯から協賛金を集めて地域で支えることを説得して回ったのは、地元の商工会の理事長だったという。当日、私たちにも熱のこもった話をしてくれましたが、町会費から一世帯400円を納めてもらうことに賛同を得るまでは大変だったろうと思う。

 大田区のように電車が発達している地域と同じように比較はできないが、地域のみんなで公共交通を支えて行きたいという願いは、高齢化率20%を目前にした自治体の悲願かもしれない。

    

 

 

| 環境・街づくり |