9.19 「さよなら原発1000万人アクション」

2011.09.19

9月19日、明治公園。主催者から「参加者六万人!」と発表。夕暮れの東京に市民の声と、長いデモ行進の列が続きました。原発いらない!と心を一つに!

 9月16日、鎌田慧さんが大田区の産業プラザで原発に反対する講演会で、確信に満ちた言葉で9月19日の集会に多くが集うと話していたが、その言葉通り全国から明治公園に集ってきました。

「子どもを守ろう!」

「原発止めよう!」

と、高らかに、そして「もう二度と原発はいやだ」という思いが一つになって歩き続けました。

今回のデモは、「原発を止めよう!」というその一念が、様々な団体がこれまでのいささかの違いを超えて一つになった、貴重な一歩だと思います。

作家・大江健三郎さんが語っていました。「私らになにができるか。私らには、この民主主義の集会、市民のデモしかないんです」と。作家である大江さんが、「市民のデモしかない」と話されたことは、非常に重い意味込められています。デモは堂々と整然と行われました。 

歩く道々、私も多くの知人に出会い励ましをもらいました。

 この日のデモには、子ども連れの若いお母さんなど、たくさん参加していました。そして、若者も大勢参加していたのが本当に嬉しかった。福島から、新潟から、広島から、沖縄から、日本中から来たのです。

この灯を絶やさず、日本から原発をなくしていきましょう。

| 脱原発・平和 |

科学者・技術者・市民 それぞれの立場から 「原子力を終焉に向かわせるために」

2011.06.27

 「終焉に向かう原子力」第12回講演会が開催され、浜岡の現地報告、そして、科学者、技術者の講演など、本当にいい講演会でした。私たちが地震国・日本の原子力発電の廃炉に向けて真剣に取り組み、早期に答えを出さなければ悲劇は繰り返されてしまう。改めて思った一日でした。

 今回、原発の問題を指摘してこられた原子炉設計者の田中三彦さんの講演が聞くことができました。

 田中さんは、「国も東電も目を向けようとしない原発中枢構造の耐震脆弱性」をテーマに話しをされました。そして原発の安全認識が欠けているとして、3点を指摘していました。

① 地震の揺れで原発の中枢構造が壊れたり、機能喪失した可能性が大きい。

② 津波対策だけでは不十分。全国の原発を即時停止して、原発と耐震安全性という問題を徹底的に見直す必要がある。

③ 国と東電がIAEAに報告した第1原発事故のシュミレーション解析は、①と②を隠すための悪しきシュミレーション解析

 特に説明のなかで印象に残ったことは、原子炉格納容器の圧力の上昇問題です。これを証明しない限り、「東電が何故メルトダウンを認めたか解析されない」と説明してくれました。地震発生後、格納容器の圧力が設計圧力を超えて7気圧と異常に上昇した理由について、いまだ東電は説明していないのです。

 田中さんは、3月23日頃、東電の発表した数値をもとに、「津波ではなく、地震によって配管に破断が生ずるなどの理由で冷却材喪失事故が起きていたのではないか」と分析されておりましたが、政府も東電もこの度IAEAに「メルトダウン」が早い時期に起きていたと報告した理由を、地震による冷却材喪失事故とは認めていません。

それならば、格納容器内の圧力が何故7気圧に上昇したか、東電は説明しなければならないと田中さんは話していました。東電は「津波により電源喪失して急激にメルトダウンした」とあくまでもそこに固執しています。田中さんは、事故後の東電の公表した数値を細かく分析され、図式化し、その上で東電発表ではメルトダウンに時間のずれがあると話していました。田中さんの緻密な分析に、科学者や技術者は事実に謙虚でなければならないのだと、改めて感じました。

 田中さんが指摘されていた「地震によって配管などが破断し、冷却材喪失事故が起きていた」のであれば、地震国・日本の全ての原発の安全性と再稼働が問われ、政府も電力会社も脱原発を歩まなければなりません。

絶対そうしたくないための政府・東電のシュミレーション解析だとしたら、「津波対策さえしっかりやっていれば原発は再稼働できる」という世論が作られてしまいます。

 私たちは、今こそ事実に目を向け、フクシマの事故が日本国民に突き付けた悲しみを二度と繰り返さないため、一人ひとりが声をあげていくしか道はないのだと思う。それが核のゴミ捨て場のように使用済み燃料を持ち込まれた故郷・青森に暮らす人々との連帯でもある。

「浜岡原発を考える会」の伊藤さんが、浜岡原発の軟弱な地盤の石を持ってきて話していました。「浜岡から東京へ来る間に石がこんなに砕けてしまうんです。これのどこが安全といえますか?私たちは浜岡でがんばります。あなた達も東京で輪を広げてくださいね」と。

 放射能に汚染された大地や空や海の影響は、これからが本当に深刻です。放射線衛生学者・木村真三さんの語ったチェルノブイリ原発の事故後、今も続く放射能汚染の影響は、まさにそのことを私たちに示唆していたように思われてならない。木村さんは、今日も福島の人々の声にこたえ、現地で放射能の測定を続けているのです。

 それぞれ生活の場から、地域から、ひとり一人が声をあげていけば原子力の終焉を迎える日がくると思う。いや、来させなくては!

 

| 脱原発・平和 |

福島原発について 京都大学 小出先生の見解です

2011.03.13

 京都大学の小出先生が福島原発についてメールを発信していますので、掲載いたします。

福島原発の現状について  京大 小出

皆様

 8時の枝野長官の記者会見を聞き、爆発は格納容器と原子炉建屋の間で起き、格納容器はまだあるとのこと、ちょっとほっとしました。 もし、それが本当なら、爆発は水素爆発です。 そしてその水素は、燃料棒被覆管材料である、ジルコニウムという金属と水との反応で生じた水素だと思います。
 それが格納容器ベントを開いたことで、原子炉建屋に漏洩し、爆発に至ったと推測します。  格納容器は放射能の放出を防ぐ最後の砦で、それがまだ形として残っているということは、せめてもの救いです。
 その格納容器の中に、海水を注入するという説明でしたが、どうやって海水を送るのでしょうか?
 そのためにはポンプが動かなければいけませんし、そのためには電源が必要です。
 電源が失われたからこそ、事態がここまで悪化してきました。
 何故、いきなり海水を送れるようになったのでしょうか?
 注水できるポンプの圧力の能力はあります。
 原子炉圧力容器内は大変高圧になっており、消防用のポンプ車の吐出圧力では原子炉圧力容器の中に直接水を送ることはできませんが、格納容器の中であれば送れると思います。
 それでもなお、核の容器の中に水を送る作業はもっと早くやれたはずだと私は思います。
 十分な情報がない中、申し訳ありませんが、正確な判断ができません。
 もし、格納容器内を海水で満たすことができるのであれば、もちろん原発は2度と使えませんが、最悪の破局は免れることが出来ると私は思います。
 格納容器内に海水にホウ素を混入させることは必要です。 今直面している危機は、原子炉が溶けてしまうこと、そして一度は停止させたウランの核分裂反応が再び始まってしまうかもしれないことの2つです。 原子炉を溶かさないためには水を供給すること、核分裂を再び始まらないようにするためには中性子を吸収できる物質を供給しなければいけません。 中性子を吸収する物資がホウ素です。
 ですから、ホウ素を混入した海水を格納容器に注入することは有効です。
 成功してくれることを願います。
 政府の提供する情報は大変不十分です。
 爆発前後で正門前での放射線量が、減ったなどということは、格納容器が破壊を免れたという証明にはなりません。
 単位風向きが変わった可能性の方が遥に大きいです。
 今後も、あちこちからの情報に常に注意してください。
 このメールは失礼ながらたくさんの人たちに一斉に送ります。
 事故の対応に追われており、お許しください。
 
                     2011/3/12  小出 裕章
 
| 脱原発・平和 |

福島原発 建屋の爆発と・・・・・

2011.03.12

 3月11日に起きた地震は最悪の結果になった。地震の犠牲になった方のご冥福を心からお祈り申し上げます。

そして今、地震の被害に加え、福島原発の建屋の爆発という大変な事態になってしまった。

福島原発第1号機は、1971年の建設でとても古い。私は原子力に反対して活動してきましたが、これ以上最悪の状況にならなければいいが、本当に心配です。

今、私も会員になっている原子力資料情報室がインターネットで記者会見を行っています。炉の設計をした方などの声を聞いてほしい。彼らは、机上の理論ではなく、設計の中で何が問題かを見続けてきたから、丁寧に説明しています。

http://www.ustream.tv/channel/videonews-com-live?lang=ja_JP

高木仁三郎さんが生涯をかけて訴えてきた、原子力の問題は、指摘した通りの結果を引き起こしました。また、京都大学の小出先生など、日本の原子力の問題を良心的に訴えつづけてきた方々の声を、今こそ、マスコミも取り上げてほしいのです。

 ウランの核反応は、想定を超えるエネルギー。それなのに冷却の非常用ディーゼルも二台とも立ち上がらなかった。

 実は、2010年6月には福島原発3号機であわやという事故を起こしていた。原子炉内の水位が下がり、非常ディーゼル発動機が起動し、ようやく冷却が行われたのです。地元でもずっと「廃炉」を訴えてきた方々がいる。

 今回、地震の影響なのか、このディーゼル発動機が立ち上がらなかった段階で、様々な結果が想定されていたと思う。

原子力発電所はすべて海沿いの立地条件を選ぶ理由は、海水での冷却、そして暖められた水を海へ放流するためだが、今回の津波は、建屋事態に様々な影響を与えていたのだと思う。

直径30ミリの鉄板の容器が健全であれば、通常、外にが被害を出さないといわれている。

圧力の上昇・・・・・建屋の爆発・・・・・・格納容器の爆発に至ってしまうことがないよう祈る。

政府は、現状の正しいデータを出していかなければならない。

 日本の原子力事業は、常に「安全」とを言い続けてきたが、今、私たちは改めて自分の生活を振り返り、未来にも安全で持続可能なエネルギーを選んでいきたい。

| 脱原発・平和 |

63歳の憲法記念日

2010.05.12

 5月3日。憲法記念日、いわば63歳の誕生日。8団体で構成する憲法集会が日比谷公会堂で開催され、「憲法改悪を許さない」と、4500名近くの方が集った。

 法政大学の田中優子教授は、沖縄県民への連帯を、弁護士で伊藤塾の塾長・伊藤真さんは、憲法は国民を縛るものではない、国が守るべきものと力説。

 この日はまた、普天間基地問題も話題の中心に「基地はアメリカに引き取ってもらいましょう!」とひと声で締めくくった国会議員に拍手。

 そんな様々な代表者のなかで、私がこの日一番感動したのは、俳優の市原悦子さんの朗読だった。空襲で犠牲になった少女を描いた「ちいちゃんのかげおくり」を心を込めて朗読する姿は凛として戦争を許さないおもいにあふれていた。戦争で犠牲にされている幼い命、今も奪われていることを忘れないでと訴えた市原さんだった。

 平和な国、戦争のない世界、地球!これからもずっと。 

                                      

| 脱原発・平和 |