弁護士と語る「大田区の中小企業の現状」

2009.11.16

 私の故郷は津軽だが、大田区のイメージは小さい頃からしっかりとあった。それは、NHKみんなの歌で流れた「ぼくらのまちは かわっぷち えんとつだらけの まちなんだ・・・」という歌詞とメロディと映像。川の土手の上を子どもたちが走り、そして煙突と町工場の映像が重なっていた。歌詞は不確かになってきたが、あのメロディが何故か今も私に残っている。

 初めて大田区に足を踏み入れたのは、大学受験の時だった。工場の音があちこちから聞こえてくるまちは、私の初めて見た活気のある町だった。

 今、そのまちが土台から揺らいでいる。仕事がない。生活が立ち行かない厳しさ。「仕事は今までの2割」と語る人。「全く仕事がない」と語る金型の職人。そして、教えてもらった「あらゆる業種の状況を何よりも知っているのは工具店だから、そこへ行って話しを聞いてきなさい」と。突然の来訪にも関わらず、工具店から見た大田区の現状を丁寧に話してくださった。

 そんなまちで、工場を支えがんばってくれている大家さんにも出会った。町工場の方が「家賃を引き下げてもらった。軌道に乗ったらまた以前の家賃でお願いする」と、大家さんに本当に助けられましたと教えてくれたのだ。思わず大家さんを訪ねた「ずっとここで工場やってきたのを見ているから、一緒に苦しいときを乗り越えたい」と語ってくれた。

 区民も互いに支えあい、どうにかこの100年に一度の危機を乗り越えたいと必死なのだから、政府も東京都も大田区も今こそ具体的な援助をするときだ。

 19日18時半から、区内在住の弁護士の方々が、「法律家として共にこの危機を乗り越える法を作りたい」と、矢口文化会館で町工場の現状を聞く。資源のない日本で、1万分の一を削る技術が育てられてきた。金属という温度に非常に左右される生き物を自在に操ってきた大田区の職人の技術と思い。それが生かされるか、瀬戸際の日本に私たちは暮らしている。

  お時間がございましたら、どうぞおいで下さい。現場の声をお聞かせ下さい。

 

| お知らせ |

新型インフルエンザワクチン・・・

2009.11.05

 新型インフルエンザに罹患する人が増えているため、予防接種を助成する動きが広がっています。各自治体では、「新型インフルエンザの特徴と、接種の効果とリスクを理解した上で接種を」と呼びかけているが、特に妊婦の接種にあたって、厚生労働省はワクチンの説明をホームページに掲載しています。

 国内産ワクチンは、バイアル製剤(ビン入り)とプリフィルドシリンジ製剤(注射器入り)がありますが、バイアル製剤には、チメロサールという水銀由来の一種が防腐剤として添加されているそうです。海外ではこれまで妊婦に投与を行うと発達障害の子どもが産まれる問題があると指摘されてきました。

 しかし厚生労働省は、「最近の疫学ではその関連性がないといわれ、接種によるベネフィットがリスクを上回る」としていますが、同時に「妊婦が特に希望する場合は、水銀由来の保存剤が含まれていないプリシフィルドシリンジ製剤を使用できる」としております。こうした説明を聞くと、人体へのリスクを減らす取り組みを厚生労働省は何よりも大切にして欲しいと思います。特に妊婦の方には、丁寧な説明が求められます。 

また、接種する区民にもきちんと知らせなくてはなりません。例えば品川区では、この点についてホームページでも詳しく記しています。 

 大田区では、11月中旬から予防接種費用の助成を開始する予定とのこと。学級閉鎖などが相次いでいる新型インフルエンザですが、手洗い、うがいといった基本的な対処が、まずは一番の予防です。

 天候も不順な秋に体がついていけないと語る方がたくさんいらっしゃいましたが、この冬を元気に乗り切っていきましょう。

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