夜間中学は語る・・・研究発表会から

2010.02.26

 世田谷区立三宿中学校で東京都内の夜間中学校の研究発表会が開催され、参加してきました。三宿中学校は統廃合によって6年前に開校した大きな学校で、都内で最も多くの夜間中学生が通学しています。

 さて、夜間中学では、言葉の壁を持つ生徒を前に、授業に工夫を凝らす先生方がたくさんおいでになりました。

それぞれが作製した教材を各学校で共有してがんばろうと語る先生。

視聴覚教材を巧みに使いこなす先生。

生徒の生活や言葉の悩みをどう克服するればいいかと向き合う先生。

熱意が伝わってきました。

 今、都内の夜間中学では、日本の方は勿論のこと、諸外国、特にアジア圏の生徒達が急増しているそうです。日本語の言葉の壁を取り除かない限り授業の理解がなかなか進みませんが、それを支援できるのはまさに自治体の理解と政策です。

 高校進学へもつながるように支える現場で、その鍵を握るのも言葉、日本語教育です。どんな苦労でさえ、人と語り合い乗り越えられることが多々あります。その基礎・基本の習得に力を入れるために、必死に教材の工夫をし、知恵を絞る学校の努力。教育は、実は至って単純な繰り返しです。国語をしっかり身につけたとき、理解の幅は格段に広がり、知る楽しさが膨らみます。

 労働人口が激減すると言われている日本に、アジアからの労働者が増えはじめています。文化の違いを理解しながらも、安心して生活できる環境整備が急務だと感じた研究会でした。

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