大田区にある下水処理施設 空気中から高放射線量

2011.06.09

 5月臨時議会で指摘した南部スラッジプラントの放射能に汚染されていた下水汚泥と焼却灰。その下水処理施設内の空気中から、毎時約2・7マイクロ・シーベルトの放射線量が検出されていたという。これは福島県の飯館村と同程度の放射線量だったという。そこで仕事をしていた方々の安全対策も含めて深刻な事態である。

 3月26日、この下水汚泥から10万ベクレルの放射能が検出されていた時も、東京都は施設がある大田区に対し報告していなかった。1年に2度ほどの通常の測定では、1ベクレル/kg以下で「検出されず」という状況だったのだから、いかにレベル7という福島原発事故の影響が大きいかを数値は教えている。

 それなのに東京都は「誤解を招く恐れがある」として、公表していなかった。しかし、もしこの放射線量で一年推移すれば、年間積算量が20ミリ・シーベルトを上回り、計画的避難区域と同様になってしまう。

 目に見えない放射能汚染!しかし、水の再生の仕組みの中で、放射能がまぎれもなく下水汚泥から検出され、空気中からも測定されている。何よりも子どもたちの健康を考え、そしてそこで働いている方々の健康を守るために東京都は早く公表し、対処すべきであった。

 200キロも離れている大田区でさえこの状況だ。福島の子ども達はどんなに辛いことだろうか。

 9日から第2回定例区議会がはじまる。子どもたちの健康と安全を第一に考えていきたい。

| 環境・街づくり |