丸子川の整備について

2008.04.11

2月の議会でまちづくり、河川の整備丸子川について質問いたしました。

大田区は一級河川多摩川、そして羽田からつづく東京湾と、豊かな自然環境に恵まれた地です。特に、多摩川は都市型河川の王様として、年間1000万人を超える人々が活用する流れです。ことに、下流域の大田区には干潟、そして、神奈川県の絶滅危惧種B指定のトビハゼの産卵場所としても貴重な場所です。今回は、そこに寄り添うように流れる丸子川について質問いたしました。 以下は2月議会の質問の抜粋です。

 

 徳川家康の時代に遡る六郷用水の名残・丸子川はまもなく見事な桜を見せ、行き交う人々を楽しませてくれます。全長7.3キロメートル、大田区では2.3キロの一級河川として、のどかな散歩コースになっており、区外からも多くの人々が訪れています。

 さて、その川沿いをゆっくり歩いていけば、大田区と世田谷の境が大変明瞭にわかります。それというのも、柵や石積みが大田区と世田谷では違っているからです。川の護岸が石積みの護岸になっている世田谷区。柵も大田区側は駐車場のフェンスのようで、丸子川の風情にはあまりなじみません。そうした状況を毎日眺め暮らしている地域の方々は、せめて訪れる人の目を楽しませたいと、ボランティアで花を植えられております。

 今、東京都では「緑に囲まれ、水辺と共存した都市空間を創出する」として、新たに、コンクリート護岸や河川に背を向けた建築物などを見直すとしておりますが、大田区としましても水と緑の散策路につながるこの2.3キロの丸子川の護岸や柵などの整備をするよう東京都にも働きかけ、市民の散策コースとして活用すべきですがいかがでしょうか。同じ河川を管理しても区の政策によって景観も異なり、改善の余地があると考えます。丸子川沿いは、春の桜のみならず四季を通して他区からも訪れる人の多い散策コースであり、区の観光スポットとしても有効と考えます。行政だけではなく、地域の住民も参加した景観のあり方も視野に入れて考えていただきたい。

 人間は自然と共生して潤いや安らぎを得ながら日々の生活を繰り返す。シギやカルガモが訪れるこの水辺もまた、私たちにとってはかけがえのない流れです。

 

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