「まちの駅」をつくろう!

2012.04.07

みなさん様々な地域で「道の駅」を訪れたことがあることと思います。日本全国に900か所はあるといわれており、地元の産直野菜や加工品などを販売。更に町おこしにつながる、例えば温泉を利用した「足湯」なども併設するなど、地域の特徴が生かされています。
そこに新たに「まちの駅」が登場してきました。まちの駅は全国に約1500か所といわれておりますが、近年急速に広まっています。まちの駅の特徴は、「溜まり場」です。人と人のつながりやかかわりが希薄な時代、都市化の波、雇用や健康への不安など課題の多い時代ですが、だからこそもう一度学びあい、支えあう地域活性化の溜まり場を作ろうと市民やNPOなどが協力しあい形成してきました。地域の特色によって「川の駅」「海の駅」などと名付け、出入り自由なたまり場を「駅」として作り続けてきました。
5日、今後の地域社会、都市の課題に寄り添った「駅」を作ろうと呼びかけがあり、私は墨田区押上を訪ねました。墨田区でてんぷら油など廃油を回収し、エコエネルギーとして再生している「台所油田」の染谷会長がおいでになります。染谷会長は障害者雇用にも力を入れ、ミヒャエル・エンデの小説からとった「モモ」という喫茶店をかつて経営し、そこで障害者を雇用してきました。また、障害者のための「ビッグ・イシュー」創刊号も発刊してきました。東日本大震災のあとには「ディプソル」という本を発刊。震災で障害者がどのような状況におかれたか丁寧に掘り起しまとめた本です。
染谷会長は既に墨田区に「グリーンステーション・まちの駅」をめざし、既存の店を借りて営業をしています。地域の方の溜まり場をめざし、ボランティアも兼ねているお店です。私は、大田区の高齢者「ふれあいサロン」が一向に進んでいないため、こうしたまちの駅の形式で進められないかと思いました。東京は一人暮らし高齢者が増加し続け、孤立死も続いています。だからこそ地域の気軽な溜まり場が必要です。NPOの方々とも意見交換。

さて、押上といえば東京スカイツリーのお膝下、業平駅が「とうきょうスカイツリー駅」と名称変更。駅を降りて見上げるとスカイツリー。平日、しかも木曜日でしたが、浅草から東武線で眺める隅田川には桜が満開で人があふれるにぎわい。そして開業前のスカイツリー駅でも多数下車。みなさん、写真撮影。私も一枚撮影。
帰路、浅草駅から浅草寺まで歩いてみましたが、何と、そこにも人の多いこと。観光政策に悩みの尽きない大田区にはうらやましい光景でしょうか。

でも、大田は大田らしく。観光も大事ですが、まずは元気で安心して生活できるまちを作ることからです。
業平駅・・とうきょうスカイツリー駅前

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