福島の子どもを放射能から守る会・・佐藤幸子さんの講演会から

2012.03.20

 板橋区の「ハイライフいたばし」において「福島の今~子どもたちの現状」のテーマで開催された講演会に参加しました。。

 講演をした「福島の子どもを放射能から守る会」世話人の佐藤幸子さんは、自然農で農家を営んできた方です。有吉佐和が「複合汚染」を書いたその当時から、農薬を使わない農産物と有精卵の鶏を平飼いで育ててきました。大地や命を大切にし、多くの研修者も受け入れ育成してきましたが、チェルノブイリ原発の時から、「福島も危ない」と、子どもには災害時に自分で生きる術を伝えながら生きてきたそうです。そして、各地の原発から半径100キロをコンパスで計測し、比較的安全だと思われる土地は「山形」と、地震後、ただちにまだ中学生の子ども達を避難させ、今子どもたちは自分でご飯を作って生活しているそうです。

 佐藤幸子さんは、私たち参加者に鋭い問いかけをしました。

「海外のメディアは福島原発事件と報道しているのに、日本のメディアは何故、福島原発事故としか表現していないのか。」

この報道の違いが大きな認識の違いを生み出しています。危険性が指摘されてきた原発を国策として推進してきたのだから、爆発を事件と認識すれば、放射能拡散は、原爆を落とした事件のまさに戦場そのものだと私は思います。」と。

 福島では、二重生活に苦しめられている家族がたくさんいます。そして、体も心も傷ついているのです。また、放射線量の高い区域で生活を継続せざるを得ない子どもたちもたくさんおります。今後懸念される内部被ばくについては、チェルノブイリにおいても指摘されてきましたが、日本政府には子どもたちをどう守るかという視点はあるのでしょうか。憤りさえ覚えます。

 佐藤さんは国連でも福島の現状を訴えるなど活動を展開してきました。

 東日本一帯が放射能に汚染され、福島原発4号機の倒壊が懸念される日々。二度と同じことを繰り返さないためにも原発の再稼働など絶対にあってはならないと強く思いました。

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