児童虐待10万を超える日本!から

2016.08.05

全国の児童相談所の児童虐待対応件数が
2015年度10万件を超えたと発表された。

議員になり虐待の問題や里親の普及を訴えてきたが、日本は本当に深刻な社会になってしまった。
核家族化で相談できる相手も見つけられないまま子どもに暴力を振るう母親や、父親から母親への暴力を見て心理的虐待に陥る子どもなど、複雑な問題が山積みである。
虐待の兆候もつかめないまま殺されてしまった大田区内の三歳児のような事件を防ぐため、地域の繋がりもとても大切です。

私の友人は研修を積み、今では里親として女の子を育てている。親に大切にされずに育ってきた子ども達は、最初は大人を試すが、里親に愛されていると実感できるようになると、少しずつ落ち着きを取り戻し子どもらしい笑顔を見せる。時々会うとその変化を強く感じる。

10万を超える子ども達への虐待は、通報などにより発覚した数にすぎず、全容が把握されているとは言えない。
現在、28000人の子ども達が児童養護施設で生活しているという。
今年、大磯のエリザベスサンダースホームを訪れた。敗戦後に私邸を解放して子ども達を育ててきた日本を代表する児童養護施設では、家庭的な繋がりのなか、職員と親子のように暮らす子ども達に会ってきた。溢れるばかりの自然に囲まれた中で、伸び伸びと遊べる環境もまた、子ども達の成長を和ませている。

現在全国的な課題は、高校卒業後の居場所や支援である。大田区内にも施設を作り子ども達を支えているNPOがあるが、まだまだ不足している。

少子化と言われる日本でこんなにも多くの子ども達が虐待されている現実に対処するため、児童相談所の機能が大田区にも移管される。準備が整い次第、大田区が権限を持ち対応していかなければならない。

子どもは誰もが大切にされていると実感できたとき、自己肯定感も生まれ希望が見えてくる。そんな社会、子ども達が幸せに暮らせる社会は、弱者が安心して生きていける社会だ。

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