食の安全が担保される市場を!

2016.10.21

野末誠さんという築地市場マグロ仲卸業者の方がおいでになります。野末さんは「NPO法人市場を考える会」の理事として豊洲移転問題を指摘してきた方であり、かつて私も野末さんの話を聞き豊洲移転がいかに問題か知りました。しかし、この間、足を運んでこなかったなと思い、改めて中央区議の小坂さんにお話を聞きました。小坂さんは一貫して豊洲移転に反対し、築地再生を訴え活動してきました。豊洲の問題はとてつもなく大きな問題だと強く感じました。

1998年 東京ガスと東京都が市場立地協議を開始し、その翌年に石原都政がスタート。築地を視察した知事はその後「移転候補地は豊洲」と表明。 2011年3月には基本設計業務契約が取り交わされ、同年10月に実施設計業務契約に石原都知事の押印。しかし、土壌汚染対策法に基づき提言された盛土が行われていなかったのですから、環境アセスの前提が崩れる大問題です。環境アセスメントでは都民の意見を聞く会を開催しますが、その前提は盛土ありの説明だったそうです。そして2016年9月に開場延期が小池都知事によって決断。

問題が次々発覚し「卸売市場法」及び「卸売市場整備方針」に適合しない豊洲は、「前提が崩れているのだから卸売市場として認可されない」のが当然ではないでしょうか。
また、2年間のモニタリング検査結果で、つい先般汚染が検出されましたが、生鮮食料品を取り扱う卸売市場用地は、厳しい審査を経て認可されるのであり、認可権限を持つ農林水産省の判断が重要です。

1993年5月、築地市場再整備起工祝賀会が行われたそうです。その席上、当時の鈴木都知事は、「私はさすがに世界の築地と言われるような、都民の皆様のご期待に応えられる卸売市場づくりに全力で取り組んでまいります。」と述べ、総工費3000億円、工期12年の計画で1991年から着工していたそうです。特別会計から1000億円と神田市場売却による2000億円を原資とした計画は、1996年に突如中止。この間、380億円は既に支出していたというのだから驚くばかりです。

一体、どこで、どんな理由で中止になったのか。
豊洲移転問題は、歴史をたどらなければ見えない。
私も都民の一人として、豊洲の問題をうやむやにさせてはいけないと強く感じた学習会でした。

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